パートナービザの申請書類①【ニュージーランド2019年】

国際結婚

こんにちは、2019年3月にパートナービザを取得したみわパンダ(@miwapanda)です。

注意

この記事で説明していくのは、パートナーがニュージーランド人である場合のワークビザ取得の体験談になります。

よく使われている『パートナービザ』『パートナーシップビザ』という呼び方は、パートナーにサポートをしてもらって取得するビザの総称になります。

わたしが取得したビザの正式名称は Partner of a New Zealander Work Visa

パートナービザ にも、いろいろな種類があります。
申請を考えられている方は、ご注意ください。


この記事では、読みやすいようパートナービザの表記で進めていきます。


パートナービザの申請に必要な書類を集めるのって大変ですよね?

そんな大変な思いを経験した私だからこそ、書くことができるパートナービザ申請に必要な書類についてまとめてみました!かなり具体的に書いてあると思います!

ただ、あくまでこの記事はわたしの経験談になりますので、最新情報はNZ移民局のサイトを確認してください!

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パートナービザ申請するときの不安

パートナービザの申請にあたって、あなたはどんな風に情報収集をしますか?もちろん移民局の公式サイト、そしてネットや取得済みの先輩、移民アドバイザーなど…。

しかし、カップルによって準備している書類が違ったり、移民アドバイザーによっても言うことが少し違ったり、、、。『何が正しいの?』と不安になりますよね。

ある人は、『同居期間が3ヶ月(または1年)ないとパートナービザ取得できないよ』と言い、ある人は『同居1ヶ月でパートナービザ取得できたよ』って聞いたり。

私自身、申請前・申請中はホントに不安でした。だって、取得できなければ最悪日本に帰らなくてはならないですから。


このブログ記事、本当は2つの記事に分けようかと思っていました。しかし、自分だったら、一気に読めた方がいいなと思い、文字数が多くなってしまいますが1記事にまとめてみました。かなり長くなりますが、できるだけ具体的に書けたと自負しております!

この記事がパートナービザ申請に悩む方の参考になってくれたら嬉しいです。

申請した書類の一覧(相手がニュージーランド人だった私の場合)

  • パートナービザ申請書
  • 結婚証明書(Marrige Certificate)のコピー
  • 健康診断書(Full Medical Check)
  • 警察証明書(Police Certificate)
  • 2人の交際関係を証明する思い出の写真と説明書き・タイムライン
  • 銀行の共同名義口座の証明(Joint account statement)
  • 2人の銀行口座の残高証明(Bank statements)
  • 家族、友人からの推薦状(support letters)
  • パスポートのコピー
  • 同居先に届いた私宛の手紙
  • パスポートサイズの証明写真
  • 一緒に行った旅行のチケット
  • 日本での結婚式の席次表

書き出してみると、ざっとこんな感じでした。黄色マーカーのものは、私が準備するのに大変だったなと感じたものです。

必要書類については、基本的なものは同じだと思いますが、カップルの交際期間や状況によって基本以外の書類はそれぞれ異なります。全てのカップルが私たちと同じではないということをご理解ください。(例えば、結婚式をあげてない方は席次表は準備できないですよね)

それでは、一つずつ解説していきます。

パートナービザ申請書

こちらは、ニュージーランド移民局のものをダウンロードして記入します。

私の場合は、INZ 1198の書類。全部で12ページに及びます。詳しくは、公式サイトで確認をしてください。

公式サイト

移民アドバイザーのオフィスに行って、説明を聞きながら記入しました。私の英語力はそこまで高くないので、アドバイザーと旦那の顔を交互に見ながら、理解するのに苦労しました。

結婚証明書(Marrige Certificate)

こちらは、2018年の5月に取得済みでした。

事前に、ニュージーランド内務省の出生・死亡・婚姻登録登記所(Births, Deaths and Marriages Office of the Department of Internal Affairs)に行き、必要な書類をもらいます。幸運にも、旦那の親戚に結婚登録官の方がいて、その方がいらっしゃる教会に行き、宣誓供述をしました。

後日、郵送で結婚証明書が届きました。

この原本を移民アドバイザーに渡したら、コピーをとってくれました。

健康診断書(Full Medical Check)

旦那がネットで調べて予約してくれた2つの病院へ。

最初の病院では、

  • 尿検査
  • 血液採取
  • 視力検査
  • 病歴についての問診

を行いました。事前に何も伝えられていなかったのですが、受付終了後にすぐに尿検査のためにトイレに行くことになりました。出発前にトイレに行かなくて良かったと一安心。資料のためにその場で簡単に顔写真を撮ります。この病院での料金は、290ドルでした

病歴についての問診では、医療用語がわからない私のためにドクターがGoogle翻訳を使いながら聞いてくれました。過去の病気や妊娠(pregnant)や結核(Tuberculosis)について聞かれました。

全てが終わったら自分の顔写真と検査の詳細が記載されている書類(Information Sheet)をくれるので、この書類をもう一つの病院に持参します。

もう一つの病院(Mercy radiology)では、

  • 胸部レントゲン

を行いました。料金は、140ドル。やり方は日本と一緒で、下着を外してガウンを着て、機械の前で大きく息を吸って呼吸を止めるってな感じです。

健康診断だけで、290+140=430ドルかかりました。

警察証明書(Police Certificate)

警察証明書を取得するためにまずは、在オークランド日本国総領事館に行きました。そこで、警察発給申請書と申請についての説明書類と指紋採取の原紙をもらいました。

詳しくは、在オークランド日本国総領事館のHPでも確認できます。

申請に必要な書類は、

  • 有効なパスポート
  • 記載済みの警察証明書発給申請書
  • 指紋採取済みの指紋原紙
  • 申請理由を証する書類の全ての項の写し

ここで必要だとわかったのが、指紋を取らなくちゃいけないということ!

採取できる場所が無料の領事館、NZ警察、有料の特定の郵便局の3つです。しかし、領事館での指紋採取の予約は、すでに2ヶ月先まで埋まってしまっていることが発覚そこで、近くのサニーヌックの郵便局で指紋採取をすることにしました。

ここも予約が必要になります。係りのお兄さんに補助してもらいながら無事に採取できました。料金は、50ドル。悪いことはしてないはずなのに、指紋を取られているときはなぜか罪悪感を感じました。(笑)

4つ目の申請理由を証する書類の全ての項の写しは、パートーナービザ申請書のコピーを準備しました。全部のページをコピーしてもらいました。

全ての書類を揃えて、再び領事館に出向き、書類を提出しました。

HPでは、申請をしてから2ヶ月かかると書いてあったのですが、私の場合は、申請してから1ヶ月半ほどで届きました。

日本から書類が届くと、領事館から『警察証明が届きました』のメールが送られてきます。

パートナービザを申請するための必要書類で一番最後に準備できたのが、この警察証明書でした。一番時間がかかりました。時間に余裕を持って申請することをオススメします。

日本国内だったら、住民票がある都道府県の県警察署にて1週間前後で取得可能みたいです。事前に準備しておくのも一つの手段かもしれません。

2人の交際関係を証明する思い出の写真と説明書き・タイムライン

これは、カップルによって形が違ってくると思われます。

自分たちが作成しやすい形で大丈夫だと思います。

移民アドバイザーとの面談の時に、例として見せてもらったカップルは、現像した写真をアルバムに入れその横にその写真を説明が書いてあるというものでした。

ちなみに、私たちの場合は、交際初期からいま現在までの写真データをWordに貼り付けたものを印刷し、いつ・誰と、どんな状況だったのかを手書きで記入しました。

1ページに5〜6枚の写真を貼り付けました。

2人だけが写っている写真だけでなく、友達やお互いの家族と一緒に写っている写真もたくさん選ぶことで、2人の関係が周りにも認められていることをアピールしました。

作成していると旦那が凝り始めてしまい、最終的に200枚以上の写真を貼り付け、全部で40枚になりました!多分、ここまで多くの写真は必要ではないと思いますが、足りないと言われるよりはいいかなと思います。

タイムラインについても、Wordで作成しました。

2人の出会いから現在までの出来事を書き出します。

思い出の写真と照らし合わせながら、2人のこれまでの交際関係を第三者が見てもわかりやすいように意識しました。

銀行の共同名義口座の証明(Joint account statement)

共同名義口座の証明(Joint account statement)の前に、まずは共同名義口座の開設が必要でした。

それまで作っていなかったので、今回作ることになります。お互いに口座を持っているANZで作ることに。

皆さん、共同名義口座を開設するのに、マイナンバーが必要だってご存知でしたか?

私は、全く知りませんでした!!(私だけですか😱?)

なので、わざわざ予約してANZに行った日には開設できず。他の銀行もきっと必要だと思います。私がワーホリで口座を開設したときは、必要なかったので盲点でした。

なんとか、日本にいる父親にお願いして、市役所で住民票をとってもらい無事に自分のマイナンバーを知ることができました。

共同に口座を持つパートナーと一緒に銀行に行き、パスポートマイナンバーがあれば30分ほどで共同名義口座を開設できました。

そして、各自の口座から開設した共同名義講座にお金を入金します。

私たちは、10ドルずつ入金しました。銀行のスタッフにその入金の記録を含む残高証明の記録(statement)を印刷してもらいました。

印刷した紙には、銀行スタッフが銀行のスタンプとサインを入れてくれます。

2人の銀行口座の残高証明(Bank statements)

共同名義口座ときと一緒で、銀行のスタッフにお願いしたら印刷してくれます。

ただ単に今までの記録を印刷するのではなく、お金を振り込んだ記録があるといいと言われました。

例えば、パートナーの個人口座から私の個人口座にお金を振り込んだ記録などです。

2人が経済的に支えあっていることの証明になります。

共同名義口座のときと同じく、各ページに銀行スタッフが銀行のスタンプとサインを入れてくれます。

家族、友人からの推薦状(support letters)

この推薦状は、2人の関係をよく知っている家族や友人に書いてもらいます。日本人じゃない方がいいなどの噂もありますが、私たちの場合は…

  • ワーホリのときに出会った日本人の友達(NZ在住・永住権取得者)
  • 旦那の母親
  • 旦那のおじさん

この3人にお願いして書いてもらいました。

推薦状の内容は、

  • 2人とはどういう関係なのか
  • 2人の関係をどう思うか
  • 2人に今度どういう将来を歩んでいってほしいか

などを書いていただきました。量的には、A4のコピー用紙半分から1枚分ぐらいの文字数でした。

また、推薦状には連絡先も載せてもらい、何かあったときは移民局が連絡をしやすいようにしました。

パスポートのコピー

パスポートのコピーは、顔写真のページのコピーが必要です。

コピーが本物であることを証明するために、Cityにある法務省(Ministory Of Justice)でスタンプをもらいます。

場所は、スカイタワーの近くです。しかしこの場所、裁判所にもなっている?みたいで罪を犯してしまった人が判決を聞きにくる場所でもあるので、治安はあまり良くないように感じました。できれば、日中の明るい時間に、だれかと一緒に行った方がいいと思います。

同居先に届いた私宛の手紙

2人が同居している証拠の一つになるそうです。

私の場合は、ニュージーランド航空のAir pointsカードを申し込んだ際の手紙とANZ銀行からの手紙を使いました。申請予定の方は、手紙を保管しておくと良いと思います。

パスポートサイズの証明写真

パスポートサイズの写真を撮影するとしたら、どこで撮りますか?

実は、街中でよく見かける薬局Life pharmacy撮影可能なのです。
料金は、20ドル

この写真は、パートナービザ申請書に添付するだけなので、誰かに見せるということもありませんし、戻ってくることもありません。

なので、出来上がりにそこまでのこだわりが無ければ、ここでOKだと思います。

受付でパスポートサイズの写真を撮りたいことを伝えると、店員さんが背景になるカーテンを準備した後、デジカメで撮ってくれます。

一瞬で終わります。

ただ、パスポートの更新の際などは可愛く、そして綺麗な状態で写真を残したいので、別の場所の方がいいかもしれませんね。(え?私だけ?)

一緒に行った旅行のチケット

海外旅行に行った際の飛行機のチケットを提出しました。

一緒に旅行に行っていることが、2人のパートナーとしての関係と関係の良好さを示すそうです。

日本での結婚式の席次表(もしあれば具体的な証拠になる)

これは、移民アドバイザーから『もしあれば準備してほしい』と言われました。

日本での結婚式の時に受付でもらう、誰がどこに座るか示してあるものです。こういう具体的な証拠は効力があると言われました。

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申請から取得までの期間は?

移民局の公式サイトによると、基本的に3ヶ月かかるとされています。

【私たちの場合】…約40日(1ヶ月と1週間)で取得できました!

移民アドバイザーと相談・契約をしたのが、2019年1月10日。

そこから必要な書類を集め、ある程度の書類が集まった時点で移民アドバイザーを通して移民局に種類を郵送申請してもらったのが2019年1月30日でした。

申請料金が引き落とされたのが、2019年の2月7日だったので、このあたりで移民局が書類を受け取ったのだと思います。

申請していた警察証明書が届いたのが、2019年3月1日でした。(かなり時間がかかりました)すぐに領事館に取りに行き、それを移民アドバイザーに託し、追加書類として提出してもらいました。

そして、パートナービザを無事取得できたのが2019年3月6日です!

郵送での申請をしたのが、2019年1月30日なので、約40日(1ヶ月と1週間)で取得することができました!アドバイザーとの相談からの期間にすると約2ヶ月です。

この約40日(1ヶ月と1週間)で取得できたという結果には、実は移民アドバイザーが深く関わっています。

パートナービザ申請にかかった合計費用

  • 健康診断書(Full Medical Check)…430ドル
  • 警察証明書のための指紋採取…50ドル(領事館であれば無料)
  • パスポートサイズの証明写真…20ドル
  • パートナービザ申請料金…635ドル
  • 移民アドバイザー料金…2875ドル(GST含む)

全てを合計すると、パートナービザ申請にかかった費用は、4010ドルでした!

めちゃくちゃ高い!!けど、無事に取得できたので結果オーライです。

移民アドバイザーに払った料金は、最初に契約を決めたときに230ドル。

無事にビザを取得できた際に2645ドルお支払いしました。決して安くはない金額ですが、結果的に移民アドバイザーを利用してよかったと思っています。

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最後に

パートナービザ申請に必要な書類は基本的に同じだと思います。

しかし、お互いの国籍やビザの種類、これまでの交際関係によって、必要になってくる書類はカップルによって少しずつ変わってきます。

ざっと私が経験したことをポイントでまとめると、

  • 書類は、時間に余裕を持って準備しておく
  • 共同名義口座の開設には、マイナンバーが必要
  • 警察証明書を申請するには指紋採取が必要
  • 警察証明書の取得には時間がかかる
  • パスポートのコピーはMinistory Of Justiceでのスタンプが必要
  • パスポートサイズの証明写真は、薬局Life pharmacyで撮影可能
  • 申請から取得までには基本的に3ヶ月かかる(私は約40日で取得)
  • 申請にかかった費用は、約4000ドル(移民アドバイザーを利用した場合)

こんな感じです。

この記事が、これからニュージーランドでパートナービザを申請する人、パートナービザ申請の準備をしている人、ニュージーランドで国際恋愛をしている人の参考になれば幸いです。

全てを説明していたら、6万6千字以上にもなってしまいました。

大変長くなりましたが、

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(o゚3゚b)b

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